越前蟹

私は福井県出身です。食べ物でとにかくおすすめなのは越前がにです。越前海岸の民宿や福井県あわら市のホテルや旅館で食べることができます。(もちろん11月6日ごろ解禁のため予約が必要)見た目は怪獣の様です。大きいものですと、縦20cm・横50〜60cm・厚み8〜10cmなので福井県では冬の味覚の王様で、鍋や刺身やボイルで食べたり、甲羅のなかに味噌入れて焼いたり色々な食べ方でお楽しみいただけます。メスのセイコがにも美味しくて、内子と外子は珍味ですからできれば一緒に楽しむのがおすすめです。

 

価格はオス30000円 メス2000円です

 

適正価格としては、10000円くらいと個人的には思うのですが、ブランドが有り、越前がに(極・きわみ)なんかは今年の初せりで1匹あたり80万円の値が付きとてもじゃないですが、庶民では手が出ないし普通のオスでも高いものですと30000円は下らないです。だから、県民は2000円〜3000円のメス・セイコを家の食卓で食べるのが一般的な冬の名物になっています。しかし、一生に一度は食べても損は無いくらいの美味しい物ですから何かの記念やお祝いに、ぜひ来て頂き食べてもらえたら良い思い出になると思います。

 

水蟹との比較をすると身に締まりがあり、味が濃く歯応えが有りプリプリです。かにミソは濃厚で足をミソにつけて食べると、もうこの世の物とは思えないほどの旨味が口の中に広がります。食べ方としては、冒頭でも書きましたが、鍋や刺身・ボイルや焼き・寿司が一般的ですが、珍しい店では、かにグラタンやかにラーメンがあります。また、セイコは魚卵好きにはたまらない一品で、外子のプチプチ感が最高です。内子はカニミソと合わせて食べると日本酒が進みます。採れたてのかにを刺身で氷水につけて花を咲かせた状態で食べると口の中でカニが充満して幸せがあふれ出します。上手く書き伝えることができているか分かりませんが、とにかくいっぺん食べてみてください。とても美味しいです。

 

私は、ツテがあるのでたまに頂く事があるのですが、一般的にはボーナスでホテルに泊まりに行ったついでに食べたり、1年に一回食べに行くために毎月1000円くらいをコツコツ貯めて、かに料理屋さんに食べに行く人もいます。